拡散接合にていてやメリット
金属同士を接合するのには、溶接や固相接合など様々な方法があります。
そんな中で拡散接合とは、使用する母材一切溶かすことなく接合していく方法となり
ます。
固相接合に含まれます。
拡散接合は、様々な事に利用されます。
まずは、中空形状を持った部品などを作りたい時です。
予め加工を済ませた板材をくっつける事により、3D加工を実現することができます。
次に、溶かすことができない金属や異種金属を接合したい時に利用されます。
拡散接合でも異種金属の結合は難しいとされています。
間にインサート金属と呼ばれている金属を使い、接合面をコントロールする必要があ
ります、
これらが、拡散接合に求められる事です。
次に拡散接合におけるメリットなどを紹介します。
初めにも説明しましたが、拡散接合の場合母材を一切溶かしません。
その為、高精度を求められる製品や微細なサイズの部品などの製造に適しています。
また、接着剤なども使用しません。
ですので接着剤などの成分が製品に影響を及ぼしたりする事がありません。
ガスなどの有害物質も発生することがありません。
有害物質などが出ないという点は、安全面などで大きなメリットだと思います。
同種金属はもちろん、異種金属など様々な素材を接合する事が可能になります。
形状を複雑に変化させたり、サイズの微細化や多様化など様々な事に拡散接合は対応
します。
拡散接合という技術により、ものづくりの可能性が大きく広がるというわけです。