高が看板されど看板、歯科クリニックの看板には歯科医のセンスが表れる

都心にはクリニックばかりが入居するビルは珍しくなく、その中でも歯科クリニックが占める割合は高いです。それもそのはず、コンビニの店舗数より多いのが歯科クリニック、コンビニは24時間営業のため存在が目立ちますが、歯科クリニックの営業時間は午前と午後の数時間ずつ1日8時間程が多く、歯科クリニックの時間的なインパクトはコンビニの3分の1となります。

歯科クリニックもコンビニも、看板に使われる色彩は利用者の目を引く色、しかも他とかぶらない色が使われています。コンビニの看板にあって歯科クリニックの看板にないのは、回転灯などの点滅する電飾看板です。夜間でも目立つ電飾看板は歯科クリニックでも利用されていますが、歯科クリニックなど医療系の施設でパカパカ光る電飾看板を採用しているとこは珍しいです。

夜間など救急に対応している病院では、回転灯を設置している場合もありますが、歯科クリニックの場合は時間外の救急対応しているとこは少ないため、回転灯など目立つ看板は然程重要ではありません。

歯科は虫歯の治療や予防を行うだけでなく、審美目的の処置も行います。審美歯科にはセンスが問われるため、地域と調和がとれないような派手な看板を設置する歯科医の世話になろうとは思いません。

歯科クリニックの看板は、設置者である歯科医のセンスだけでなく為人(本性)も表れ、割れた電飾看板や薄汚れた看板をいつまでも設置しているようでは、ろくな治療は期待できません。

看板で重要なことは存在を知らせることですが、情報過多な今日においてクリニック名を記すだけでは利用者の立場からすると不親切です。しかし、看板の中に多くの情報を詰め込みすぎると、見辛く、存在を知らせることが疎かになってしまいます。

そのため、歯科クリニック名とスマホなどで読み取れるコードを記しておくと、利用者はコードからホームページにアクセスして治療内容や保険の有無、大凡の費用などを把握することが出来ます。

看板の設置は業者に任せる必要があり、簡単に看板の内容を変えられませんが、ホームページは簡単に内容を変えられるため、最新の情報を利用者に提供できます。